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2022.8.26

鈴木純

植物は美しい。人はその美しさをそばにおくために様々な苦労をする。種まき、間引き、花振り、花餅づくり。すべてを手作業で行っていく。その姿を見ると、人の営みも紅花と同じくらい美しく感じる。
紅花にはトゲがあり、収穫する時にちくっと刺してほんの少しの抵抗をする。さらに、苦労してできた染料は、日にあたっただけで落ちてしまうという。簡単にはその美しさを譲らない。人と紅花の静かな攻防に魅せられた。

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